「不自然な植物展」開催のお知らせ
埼玉県所沢市にあります、角川武蔵野ミュージアム。図書館、美術館、博物館が一体となった複合ミュージアムですが、その中の博物館スペース、「荒俣ワンダー秘宝館」は、荒俣宏さん監修の元、ウサギノネドコが空間全体のプロデュースを行なっています。
その「荒俣ワンダー秘宝館」で、2022年1月22日(土)〜2022年7月31日(日)の約半年間、7人のアーティストにより制作された植物アートを展示する「不自然な植物展」を開催いたします。
不自然な植物展
植物の起源。それは今から20億年以上前に、海の中で光合成をはじめたシアノバクテリアに由来します。それから長い時を経て、植物は陸上へ進出し、花や種子を創造したりと進化を遂げました。
こうした植物の驚くべき神秘と生命力に感化されて制作された植物アートを本展示では取り上げます。アーティストの視点や作為が加わったマンメイドな植物はどれも何かが極端で誇張された、いわば不自然な植物。しかし、そこには科学と芸術が融合した時にだけ生じるワンダーな魅力が満ち溢れています。7人のアーティストが植物とコラボレーションして作り出した「不自然な植物」。光合成と想像力がむすんだ植物造形の美をあなたの全感覚を駆使してお楽しみください。
【展示作品の一部と作家のご紹介】
多田明日香 Asuka Tada
アートディレクター。現在、広告代理店で働きながら、セルフワークとしてブランド「La」を立ちあげ、日々の記憶や思考、旅先の風景を色鮮やかに表現し、一枚の中にぎゅっと詰め込んだスカーフをはじめとするアイテムやアートワークを発表している。
1986年生まれ
2010年 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 卒業
2015年 飛鳥新社より『flora』を出版
馬場恵 Megumi Baba
純粋な植物の形の持つ美しさと機能美に魅了され、植物がその色と形を形成するプロセスや擬態などに着目した美術作品を発表している。
1969年 埼玉県生まれ 埼玉県在住
1993年 創形美術学校版画科卒業
2019年 科学と芸術をむすぶ植物標本 展/ TMU ギャラリー/首都大学東京・牧野標本館
Equilibrium exhibition Plazzo Albrizzi- Capello /イタリア・ベネチア
簪作家榮 Kanzashi Sakae
樹脂とワイヤーで花簪を制作している。2011年に独立後、ネットオークションをメインに作品を販売している。
1974年 千葉県生まれ 福岡県育ち 2021年現在は東京都中野区在住。
2011年 パナソニック株式会社、3DビエラCM 黒髪編に作品提供(滝川クリステル様着用)
2015年 NHK「美の壺」出演
2020年 『KANZASHI』初出版記念展・初個展開催(銀座森岡書店)
2021年 映画『ホリック xxxHOLiC』に作品提供(主演:柴咲コウ様着用)
村山誠 Macoto Murayama
デジタルツール(主に3Dモデリングソフトウェア)を駆使し、植物のやわらかく有機的な形態とつめたい印象のあるテクニカルなスケッチを融合させ複合的なイメージの作品を生み出している。
2007年 宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース 卒業
2009年 情報科学芸術大学院大学 メディア表現研究科 修了
2016年 “Macoto Murayama: growth and form“, D’Arcy Thompson Zoology Museum, Dundee
2017年 “Solo Show”, EMA London
2018年 “Latent Views“, BLOK art space, Istanbul
佐々木類 Rui Sasaki
金沢市を拠点にガラスを使った作品を制作し、国内外で精力的に作品を発表している。コーニングガラス美術館(アメリカ)やラトビア国立美術館(ラトビア)など、北欧や欧米を中心に作品が美術館などに永久収蔵されている。
1984年 高知県生まれ
2006年 武蔵野美術大学卒業
その後ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(アメリカ)修士課程修了
2015年 「Jutta-Cuny Franz Memorial Award」(ドイツ) 大賞受賞
2019年 「第33回 Rakow Commission」(アメリカ) 大賞受賞
2020年 ニューヨークタイムズ紙に掲載
2021年 「富山ガラス大賞展」大賞
Vogue Singapore、日経新聞「美の十選」に作家特集が掲載
鈴木祥太 Shota Suzuki
小さな植物から感じる強いエネルギーとそれぞれの一瞬の美しさを、金属素材の特性(色味・硬さ)を生かして作品として形にしている。
1987年 宮城県塩竈市生まれ、現在は京都市在住
2010年 東北芸術工科大学 金属専攻 卒業
2017年 驚異の超絶技巧‐明治工芸から現代アートヘ‐(三井記念美術館)
2021年 Christie’s Newyork 作品出品
ヴァンクリーフ&アーペル銀座本店ショーウィンドウ作品制作
KOGEI NEXT(六本木ヒルズhills café/主催 古美術鐘ヶ江)
ウサギノネドコ Usagi no Nedoko
京都を拠点に「自然の造形美を伝える」活動を行う。誰もが生まれ持つ「センス・オブ・ワンダー」を刺激し呼び覚ますために、自然の神秘さや不思議さを独自の視点で切り取った、プロダクトやアート作品を制作している。
2006年10月 Sola cubeの開発。
2012年09月 ウサギノネドコ京都店オープン。
2013年06月 「自然の造形美展~Nature Art Exhibition」の開催。
2015年07月 「自然の造形美展2~ウニのない人生なんて」の開催。
2020年11月 プロデュースを手がけた荒俣ワンダー秘宝館がオープン。
■ 展覧会タイトル: 「不自然な植物展」
■ 監修: 荒俣宏
■ プロデュース: 株式会社ウサギノネドコ
■ 会期: 2022年1月22日(土)~2022年7月31日(日)
■ 会場: 角川武蔵野ミュージアム4F 荒俣ワンダー秘宝館
(営業時間は角川武蔵野ミュージアムのホームページをご参照ください)
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