本日、2020年11月6日(金)に埼玉県所沢市にグランドオープンを迎えます、角川武蔵野ミュージアム。図書館、美術館、博物館が一体となった大変魅力的な複合ミュージアムです。

その中の博物館スペース、「荒俣ワンダー秘宝館」は、荒俣宏さん監修の元、ウサギノネドコが空間全体のプロデュースを行いました。

全体の展示計画はもちろん、展示品と展示什器の、計画、製作、収集、などほぼすべてのプロセスに携わっております。

空間全体の一番重要なキーワードは「ワンダー」です。え、何これ?という驚きとワクワクがいたるところに詰まった大変見応えのある空間になっていると思います。

株式会社ウサギノネドコのミッションは「誰もが生まれ持つセンス・オブ・ワンダーが呼び覚まされる感動体験を提供する」ことですので、それが実現できる常設の場作りに関われたことに大変喜びを感じています。

荒俣ワンダー秘宝館は、大きく2つの展示空間で構成されています。

■空間1 ワンダーの部屋 「半信半疑の地獄」

世界中から集めた珍品、標本、宝物、模型が所狭しと並んだ「ワンダーの部屋」。光と影、東と西のもの、嘘か誠かわからないものが入り混じるそのカオスの空間は、訪問者のセンス・オブ・ワンダー(=自然の神秘さや不思議さに目を見はる感性)を刺激します。世にも鮮やかなピーコックスパイダーの模型、巨大マンモスの牙、美しい昆虫標本など、珍しいものが目白押し。直接触れて体験いただけるコーナーもございます。

■空間2 サイエンスアートの部屋 「生命の神殿」

©Hirotaka Totsu
美しい標本はワンダーを刺激するアートになりうる、を体現した「サイエンスアートの部屋」。「自然界に見られる相似性」に着眼したウサギノネドコによる5つの展示作品や、海中の生き生きとした生物を繊細なガラス作品で表現したつのだゆきによる作品、科学と芸術を橋渡ししたエルンスト・ヘッケルの間など、科学と芸術の融合をお楽しみいただけます。「人間が作った標本の中で最も美しい」と荒俣宏を唸らせた、冨田伊織による透明標本も必見です(2021年5月末までの期間限定公開)。

冨田伊織 新世界透明標本

つのだゆき ガラス作品

©Hirotaka Totsu

ウサギノネドコ 「自然界に見られる相似性」(爪牙)

©Hirotaka Totsu

是非多くの方にご来館いただき、ワンダーな体験をお楽しみいただきたいと思います。

チケット購入は角川武蔵野ミュージアムの公式ウェブサイトからご購入ください。(事前予約がお勧めです)

角川武蔵野ミュージアム
■住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
■開館時間:
日~木曜 10:00-18:00/最終入館17:30
金・土曜 10:00-21:00/最終入館20:30
■休館日:第1・3・5火曜日
※祝日は該当する曜日の開館時間と同様
◎12月31日~2021年1月3日は10:00-18:00/最終入館17:30
◎12月29日、 30日、 2021年1月4日~7日は休館