ウサギノネドコ図鑑13 放散虫
Sola cube Microのモデルになったミクロ生物をご紹介する第四弾は、放散虫です。
放散虫は海に住むプランクトンの一種で、ガラス質の美しい骨格を持っています。
数十ミクロン~数百ミクロンほどのごく小さなの生き物ですが、その多様な形態は、壮麗な古代建築物や未知の地球外生命体を思わせる、驚きに満ちた姿をしています。
ドイツの生物学者エルンスト・ヘッケル (1834-1919)は放散虫の詳細なスケッチを残しました。
美しい図版の数々は現在でも高く評価されています。
放散虫のガラス質の骨格は化石に残りやすく、一番古い放散虫の化石は約5億年前のカンブリア紀の地層から発見されています。
恐竜が生きていた2億5000万年〜6500万年前よりも前から現在まで様々な種が出現、絶滅を繰り返していることから、地質年代を調べる基準にもなっています。
日本の地層からも放散虫の化石を見つけることができます。
NHK for School のサイトでは、チャートという岩石から放散虫化石を取り出す映像をご覧いただけますよ。
生きものからできた石 チャート | クリップ | NHK for School
”東京都鳩ノ巣渓谷の谷で採取されたチャートから海の生き物を取り出す映像です。 ”
Sola cube Microのモデルになった放散虫 Hexacontium hostile CL. は、化石として発見された種です。
三層構造の美しい骨格をモデリングしました。
骨格が層状に重なり合う様は、象牙細工の多層球のようですね。
Sola cube Micro と懐中電灯を使ってこんな光の遊びもできますよ。
ぜひご自宅でもお試しください。
ミセスタッフ
高橋
Sola cube Micro – 放散虫の一種 6,980円(税抜)
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